研究室訪問・見学が増えてきました
更新日:10月2日
前期も終盤。大学院進学を考えている他大学の学生さんや、研究室配属を控えた3年生による研究室訪問が増えてきました。そんな季節ですね。
現在、当研究室には15名の学生が在籍しており、10月からは留学生1名が加わって研究室学生は16名になる予定です。教員1名の研究室としては比較的学生が多く、野外調査や共同研究も活発です。そのため、すべての研究の進捗を把握しながら研究活動を進めることには苦労もありますが、情報共有の仕組みを工夫しながら、何とかやりくりしています。
今回は、当研究室がどのように研究を進め、その進捗を管理しているのかをご紹介します。研究室配属を考える中で、学生数が多いと、指導が手薄になるのでは??と考える学生さんもいるかもしれませんが、決してそのようなことはないので、この記事が、研究室選びの参考になれば幸いです。
研究はチームを組んで進めます
当研究室では、フィールドでの現場作業はもちろん、共同研究者とも連携しながら研究を進めています。
魚の捕獲や計測、電子標識の装着、撮影などの作業は、機材を運搬するだけでも人手が必要であり、一人で行うことはできません。そのため、学生一人ひとりの自主性を尊重しながらも、”研究はチームで進めるもの”という考え方を大切にしています。それは良い側面もあります。調査や実験の際には人が集まるので休憩時間や調査を終えた後の会話、みんなで囲む食事も、研究室生活の楽しみのひとつになっています。周囲とのコミュニケーションを大切にできる学生さんに向いている研究室だと思います。

研究室生活と進捗状況を確認する仕組み
研究室では、平日の9時から17時までを基本的な活動時間としていますが、具体的な研究の進め方については、学生の自主性を尊重しています。1日1回のデイリーミーティングと週1回のプログレスゼミで進捗を報告し、必要に応じて解析手法の勉強会や学会発表の練習も行っています。

もちろん、調査や就職活動などで全員がそろわない日も多いですが、日頃から互いの予定や研究の進捗を共有することで、互いのスケジュールを把握し、チームとして円滑に研究を進められるよう調整しています。出張・調査等で対面のコミュニケーションが難しい場合は、次の3つのツールを活用して情報共有を図っています。
ELMSのカレンダー:予定や出張、不在情報の共有
Slack Pro:学務連絡、研究の進捗報告、共同研究に関する情報共有
Notion Plus:研究の進捗管理、タスク管理
スケジュール管理には、北海道大学のELMS(統合型学習管理・教育情報システム)のカレンダー機能を利用しています。研究室メンバーが登録した予定を研究室内で共有し、任意のソフト(GoogleやNotion)から閲覧できるようにしています。調査日程や調査参加メンバーの選抜に大いに役立ちます。

グループウェアのSlack proは広く使われているツールですが、当研究室での導入のきっかけは、他大学との共同研究を円滑に進めることを目的に、学生の提案をきっかけに2019年に導入しました。その後、遠地にいる学生の指導や、コロナ禍の研究室活動のオンライン化で定着し、現在も欠かせないツールとなっています。学生たちは、専用のスペース(canvas)に研究の進捗を日々書き込んでいきます。

タスク管理ツールのNotion plusは、協力企業からの紹介を受け、2024年から導入しました。互いの進捗、タスクや期限を相互で確認しながら研究作業を進めています。研究のスケジュールとあわせてタスクの進捗状況を見える化することで、指導の漏れや情報共有の抜けを防いでいます。


とはいえ、オンラインではなく対面式を重視したい
こうしたデジタルツールを使えば、場所を問わず連絡を取り合うことができます。
それでも、当研究室が何より大切にしているのは、対面でのコミュニケーションです。

実際に人やもの、現場と向き合いながら研究を進めることが何よりも効率的であり、研究室内の親睦も深まります。一人で研究に取り組むのではなく、研究室全体で研究を進める文化を大切にしています。ですから、当研究室としては、研究室生活を楽しんでくれる学生さんを歓迎します。チームワークや協働作業を全面に出すことは古めかしいことかもしれませんし、人それぞれ得意・得意があると思いますから、この記事が、研究室選びの参考になれば幸いです。
当研究室の方針に共感し、研究テーマに興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、研究室の雰囲気を見に来てください。
研究室訪問・見学は随時受け付けていますので、お気軽に!




